フィッシャーグループ ― 概要
変革への勇気

小さな作業場からスタートしたビジネスが大手グローバルプレイヤーとなった。 シュヴァーベンを本拠としたフィッシャーグループは1948年に創設されたが、真の意味でのブームを経験したのは、名誉教授、大学名誉評議員、工科大学工学士号などの肩書きを合わせ持つクラウス・フィッシャーのマネージメントのもとで、事実上の世界的規模の販売製造ネットワークを築いた過去26年間のことである。しかし、グローバルプレイヤーのフィッシャー社は家族経営の企業としてのルートをしっかりわきまえている。企業の拠点は今日でも当初と変わらず、シュトゥットガルトから南西60kmのヴァルダッハタール地方、トゥムリンゲンにある。
フィッシャーグループには各国合計27の子会社が所属している。そして、アルゼンチン、ブラジル、中国、ドイツ、イタリア、チェコそして米国が生産拠点に数えられる。2007年度にフィッシャーグループの3800人の従業員が収めた総売上高は、前年度に比し12,2パーセントの成長率で5億5千2百万ユーロとなった。
しかし、オーナーで最高経営責任者のクラウス・フィッシャーにとって最も喜ばしいことは、フィッシャーファスニングシステム(アンカー技術では世界市場のリーダー的存在)、フィッシャー自動車産業システム(自動車インテリア部品在庫システム専門)、および、フィッシャー技術(センスの良い組み立て玩具)という3事業部門全部が同じ様に成長していることだ。
しかしながら、クラウス・フィッシャーが「2004年の統計では各国の子会社の殆どが成長を示している」と指摘するように、国際的レベルでも広範囲にわたる成長を示している。
将来におけるフィッシャーグループの国際競争性と拠点を確保するために、フィッシャー社は社内でフィッシャープロセスシステム(fPS)と称する、継続改善プロセス(CIP)を実践し常に改善の努力を怠らない。「弊社は柔軟性があって、出来るだけムダのないスリムな会社、そして、お客さんに引っぱってもらう会社を目指しています。」とクラウス・フィッシャーは語る。ここで、顧客に引っぱってもらう、という言葉の意味はまさに、これまでに売れた分だけ生産する、ということだ。
フィッシャーグループは、継続改善プロセスにおけるその「優れた経験」を将来もお客さんとビジネスパートナーに伝えて行きたいと念じている。その目的のためにフィッシャー社は4番目の事業部門、有限会社フィッシャーコンサルティングを設立した。この部門は2004年10月に営業をスタートした。
この新しいビジネス部門は、クラウス・フィッシャーのマネージメントのもとで非常に大きな変化を遂げたイノベーションの内容を理解するために、もうひとつの良い裏づけとなっている。クラウス・フィッシャーにとって、イノベーションの力と
は「弊社の特許の合計数よりはるかに大きいもの」だ。それは製品開発という領域を越えて全事業エリアをも網羅している。また、この変化への決意は現実の会社内部だけではなく、高いレベルの支持も受けている。一般の人々もこのような前進志向で肯定的なアプローチというものを高く評価している。そのようなことから、ドイツの主要イノベーション推進者として、フィッシャーグループの名がボッシュやダイムラー・クライスラー、シーメンスのような著名な名前と並び称されるのは偶然ではない。
ベターな問題解決への継続的な努力は、製品レベルと製造過程レベルとを問わず、フィッシャー社の自信に満ちた次の会社スローガンに顕著に表われている。「イノベーションならフィッシャー」。同じ様にクラウス・フィッシャーも「弊社は高いレベルを達成し続けることを将来もやめないだろう」と自信を持って確信している。
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